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** 内容はSRC2.2.33のものです **

Ifコマンド

コマンドを条件付き実行

書式1

If condition Exit

書式2

If condition GoTo label

書式3

If condition Then

commands

EndIf

書式4

If condition Then

commands

Else

commands

EndIf

書式5

If condition Then

commands

ElseIf condition Then

commands

:

Else

commands

EndIf

指定項目説明

condition条件式。式またはパイロット名が指定可能

先頭に Not が付けられている場合は条件式の結果は逆になる

labelジャンプ先のラベル。「:」は不要

commands実行されるイベントコマンド

複数行指定可能

解説

条件分岐を行うためのコマンドです。条件式condition が成り立つときに各種の処理が行われます。(書式4・5を除く)

書式1 Exitを実行し、イベントを終了

書式2ラベル label にジャンプ

書式3イベントコマンド列 commands を実行

書式4の場合、条件式が成り立ったときにIf文の後のcommands が、条件式が成り立たなかったときにElse文の後のcommands が実行されます。

書式5の場合は条件式が複数存在します。まず最初にIf文の条件式がチェックされ、成り立っている場合はIf文の後の commands が実行されます。成り立ってない場合はElseIf文の条件式がチェックされ、成り立っていればElseIf文の後の commands が実行されます。順次ElseIf文の条件式をチェックしていき、そのどれもが成り立っていなければElse文の後の commands が実行されます。ElseIf文は何個でも指定することができます。一つでもかまいません。

条件式condition が成り立つ条件は条件式の内容によって異なります。

式の値が 0 でなければ成り立ちます

パイロット名パイロットが乗っているユニットが出撃していれば成り立ちます

パイロット名には名称と愛称のどちらでも指定できます

格納されている場合には成り立ちません

条件式の先頭に単項演算子「Not」が付けられていた場合、条件式の結果は逆になります。

Not ジェイ

の場合、ジェイが乗るユニットが出撃していなければ条件式が成り立つことになります。

commands およびcommands2 に書けるイベントコマンドには制限はありません。Ifコマンドを書いて複数のIfコマンドからなる入れ子構造を作ってもかまいません。

イベントデータを見やすくするため、必ずインデントを使ってください。

インデントしていないとIfコマンドの範囲が分からなくなります。

#5ターン目の敵フェイズの開始時
ターン 5 敵:
#レイを出撃
Create レキシントン弐型 0 レイ 30 3 3
If 敵数 > 10 Then
#敵数が10機より多い場合
Talk レイ
流石だな…… よく持ちこたえている
End
ElseIf 敵数 < 5 Then
#敵数が5機未満の場合
If ネリィ Then
#ネリィが生き残っている場合
Talk レイ
どういうことだ、ネリィ! これでは時間稼ぎにもならんぞ!
Talk ネリィ
気安く言ってくれるね! 後からやって来てほざくんじゃないよ!!
End
Else
#ネリィが既に倒されている場合
Talk レイ
どうやら遅すぎたようだな…… ここは計画を変更するか
End
Escape レイ
EndIf
Else
#敵数が5~10機の場合
Talk レイ
ふむ、相手が帝国軍ではな。これでも善戦しているというところか……
End
EndIf
イベントを終了
Exit