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** 内容はSRC2.2.33のものに一部2.3系のものを反映したものです **

イベントコマンド

イベントコマンドはイベントの「この条件のときに、この処理をする」のうち、「処理」を指定するためのものです。イベントコマンドには次のものがあります。

イベントコマンド一覧

(1) ステージ制御

Continueコマンド現在のステージを終了し、次のステージに移行

Execコマンド現在のイベントデータファイルを終了し、指定したイベントデータファイルを実行する

GameClearコマンドゲームを終了

GameOverコマンドゲームオーバー

QuitコマンドSRCを終了

(2) イベント制御

Exitコマンドイベントを終了

ClearEventコマンドイベントラベルを消去

RestoreEventコマンドイベントラベルを復活

Cancelコマンドイベント後の行動やイベント処理をキャンセル

(3) ユニット操作

Attackコマンドイベントによる戦闘を実施

BossRankコマンドボスランクによるユニット強化

ChangeAreaコマンドユニットの存在するエリアを変更

ChangeModeコマンドユニットの思考モードを変更

ChangePartyコマンドユニットの陣営を変更

ChangeUnitBitmapコマンドユニットの画像を変更

Chargeコマンドチャージの実行

ClearSpecialPowerコマンドユニットからスペシャルパワーの効果を削除

ClearStatusユニットの状態を回復

Combineコマンドユニットを合体

Createコマンドユニットを作成

Destroyコマンドユニットを破壊

Disableコマンド指定した武器、アビリティ、ユニット用特殊能力、変形&換装先形態、アイテム、改造を封印

Enableコマンド武器、アビリティ、ユニット用特殊能力、変形&換装先形態、アイテム、改造の封印を解除

Escapeコマンドユニットを撤退

ExchangeItemコマンドアイテム交換画面を表示し、プレイヤーにユニットの装備を変更させる

Finishコマンドユニットの行動を終了

Joinコマンドパーティーに復帰

Landコマンドユニットを母艦に格納

Launchコマンドユニットを出撃

Leaveコマンドパーティーから離脱

MapAbilityコマンドマップアビリティを使用

MapAttackコマンドマップ攻撃を使用

Moveコマンドユニットを移動

Organizeコマンド部隊を編成

RankUpコマンドユニットランクを増加

RecoverENコマンドENを回復

RecoverHPコマンドHPを回復

RemoveUnitコマンドユニットを削除

Selectコマンドデフォルトユニットを設定

SelectTargetコマンドデフォルトターゲットを設定

SetBulletコマンドユニットの武器の残弾数を変更

SetMessageコマンド戦闘メッセージを設定

SetStatusコマンドユニットの状態を変化

SetStockコマンドユニットのアビリティの残り使用回数を変更

ShowUnitStatusコマンドユニットをステータスウィンドウに表示

SpecialPowerコマンドスペシャルパワーを実行

Splitコマンドユニットを分離

StopSummoningコマンドユニットが召喚したユニットを解放

Supplyコマンドユニットを補給

Transformコマンドユニットを変形

Unitコマンドユニットを作成

Upgradeコマンドユニットを別のユニットに入れ替え

UseAbilityコマンドアビリティを使用

(4) パイロット操作

ClearSkillコマンドパイロットに追加した特殊能力を解除

ExpUpコマンドパイロットの経験値アップ

Fixコマンドパイロット、アイテムの固定化

GetOffコマンドパイロットを降ろす

IncreaseMoraleコマンドパイロットの気力を増加

Joinコマンドパーティーに復帰

Leaveコマンドパーティーから離脱

LevelUpコマンドパイロットをレベルアップ

Pilotコマンドパイロットを作成

RecoverPlanaコマンド霊力を回復

RecoverSPコマンドSPを回復

Releaseコマンドパイロット、アイテムの固定解除

RemovePilotコマンドパイロットを削除

ReplacePilotコマンドパイロットを入れ替え

Rideコマンドパイロットを乗せ換え

SetRelationコマンド信頼度を設定

SetSkillコマンドパイロットに特殊能力を追加・封印

(5) アイテム操作

Equipコマンドユニットにアイテムを装備

Fixコマンドパイロット、アイテムの固定化

Itemコマンドアイテムを作成

Releaseコマンドパイロット、アイテムの固定解除

RemoveItemコマンドアイテムを削除・除去

(6) 会話

AutoTalkコマンドメッセージを自動表示

Talkコマンドキャラクター間の会話などのメッセージを表示

(7) 選択肢入力

Askコマンドプレイヤーによる選択肢入力

Confirmコマンドプレイヤーへの選択肢確認

Inputコマンドプレイヤーによる文字列入力

Questionコマンドプレイヤーによる制限時間付き選択肢入力

(8) 実行操作

Breakコマンド繰り返し実行を中止

Callコマンドサブルーチンコール

Doコマンド指定した条件が真の間、一連のイベントコマンドを繰り返し実行

Forコマンド一連のイベントコマンドを一定回数繰り返し実行

ForEachコマンド特定グループのユニットや配列の要素に対してイベントコマンドを実行

GoToコマンドラベルにジャンプ

Ifコマンドコマンドを条件付き実行

Localコマンドサブルーチンローカル変数を作成

Returnコマンドサブルーチンコールを終了

Skipコマンド繰り返し実行の一部スキップ

Switchコマンド条件式の内容にあわせて異なる処理を実行

UpVarコマンド参照可能なサブルーチンの引数のレベルを変更する

(9) 変数操作

Arrayコマンド文字列を分割して配列を作成

CopyArrayコマンド配列をコピー

Globalコマンドグローバル変数を作成

Incrコマンド変数の値を増加

Setコマンド変数を書き換え

Sortコマンド配列をソート

Swapコマンド変数の値を入れ替え

UnSetコマンド変数を消去

(10) 画面操作

Arcコマンド円弧を描画

Centerコマンドマップ表示位置を変更

ClearObjコマンド画面からホットポイントなどのオブジェクトを削除

ClearPictureコマンド画像・文字列を消去

Clsコマンドマップウィンドウの表示内容を消去

Circleコマンド円を描画

Colorコマンド図形の描画色を変更

DrawOptionコマンド図形の描画方法を変更

DrawWidthコマンド線の太さを変更

Explodeコマンド爆発を表示

FadeInコマンド画面をフェードイン

FadeOutコマンド画面をフェードアウト

FillColorコマンド図形の背景色を変更

FillStyleコマンド図形の背景の描画方法を変更

FontコマンドPaintStringコマンドで表示するフォントを設定

Hideコマンドメインウインドウを消去

HotPointコマンド画面にホットポイントを作成

Lineコマンド直線や長方形を描画

Ovalコマンド楕円を描画

PaintPictureコマンド画像を描画

PaintStringコマンド文字列を描画

PaintSysStringコマンドダメージ等のシステム情報用の文字列を描画

Polygonコマンド多角形を描画

PSetコマンド点を描画

Redrawコマンドマップの再描画

Refreshコマンドマップウィンドウを更新

Showコマンドメインウィンドウを表示

Telopコマンドテロップを表示

WhiteInコマンド画面をホワイトイン

WhiteOutコマンド画面をホワイトアウト

(11) サウンド

StartBGMコマンドBGMを演奏

StopBGMコマンドBGMを停止

KeepBGMコマンドBGMを固定

PlayMIDIコマンドMIDIファイル(MP3ファイル)を再生

PlaySoundコマンドWAVEファイル(MP3ファイル)を再生

RenameBGMコマンドBGMに使用されるMIDIファイル名を変更

(12) Flashファイル

PlayFlashコマンドFlashファイルを再生する

ClearFlashコマンドFlashファイルの表示を解除する

(13) マップ操作

ChangeMapコマンドマップを変更

ChangeTerrainコマンド地形を変更

ColorFilterコマンドマップを半透明描画で塗りつぶす

Monotoneコマンドマップを白黒にする

Nightコマンドマップを夜に変更

Noonコマンドマップを昼に戻す

Sepiaコマンドマップをセピア色にする

Sunsetコマンドマップを夕焼け風にする

Waterコマンドマップを水中風にする

(14) ファイル操作

Openコマンドファイルを開く

Closeコマンドファイルを閉じる

Printコマンドファイルに文字列を書き込む

LineReadコマンドファイルから文字列を読み出す

CopyFileコマンドファイルをコピー

RemoveFileコマンドファイルを削除

RenameFileコマンドファイル名を変更

CreateFolderコマンドフォルダを作成

RemoveFolderコマンドフォルダを削除

(15) その他

Debugコマンドデバッグログの出力

CallIntermissionCommandコマンド本体に実装されたインターミッションコマンドの機能を呼び出す

Forgetコマンドデータの消去

FreeMemoryコマンド味方以外の破棄・撤退したユニットのデータをメモリ上から削除

IntermissionCommandコマンド インターミッションコマンドを作成

Loadコマンドデータをロード

MakePilotListコマンドパイロット一覧画面を表示

MakeUnitListコマンドユニット一覧画面を表示

Moneyコマンド資金の追加・消費

Optionコマンドオプションの設定・解除

QuickLoadコマンドクイックロードを実行する

RenameTermコマンド用語の名称を変更する

Requireコマンドイベントデータファイルを読み込む

SaveDataコマンドデータをセーブする

Waitコマンド「待ち」の処理を実施

イベントコマンドの引数

イベントコマンドは引数と呼ばれる値のリストを記述する事でイベントコマンドの対象や処理に内容を指定します。

Create 味方 サイキックバスター 0 ジェイ 30 5 3

この場合、イベントコマンド名である「Create」以外は全てイベントコマンドの引数となっています。

イベントコマンドの引数はとして扱われます。従って引数に変数や関数を使うこともできます。引数の途中で半角スペース(「 」)やタブ文字を使うと、そこが引数の切れ目として扱われます(全角スペースは区切り文字として扱われません)。GoToコマンドなどでスペースを含む文字列を引数として使うときには注意してください。

GoTo “全滅 敵”

コマンドの引数にユニットを指定する場合、多くのコマンドでは次の2種類の指定方法が可能です。

(1) メインパイロットの愛称または名称を指定

ユニットを操作しているパイロットの愛称、または名称を指定します。

愛称が同じパイロットがいる場合は、必ず名称を使って指定してください。

イベントコマンドの誤動作の原因となります。

(非戦闘員に同じ愛称のキャラがいる場合はパイロットが優先されるため、愛称でもOK)

Move ジェイ 5 8

(2) ユニットIDを指定

UnitID関数やシステム変数対象ユニットID・相手ユニットIDを使って得たユニットIDを指定します。

SetStatus 対象ユニットID 行動不能 -1

コマンドの引数でユニットを指定する場合、多くのコマンドではユニットのユニット名称は用いません。これはイベントにおいてユニットの種類よりも乗っているパイロットのほうが重要である場合が多いこと、同じ名称のユニットがマップ上に複数存在することが多いため、ユニットを区別するための方法としては適切でないことが理由です。

イベントコマンドは一行に一つ記述するのが基本ですが、コマンドの引数が長くなってしまった場合は行末に「_」(半角文字)を書くことで一つのコマンドを複数行に分けて書くこともできます。

ターン 味方 4:
If Status() = "出撃" **\_**
And Status(クレア) = "出撃" **\_**
Then
Talk 舞
こ、このままじゃ…… クレア、大丈夫?
Talk クレア
もうだめだよ~ お兄ちゃん、早く助けに来て……
End
EndIf

デフォルトユニット

引数が省略可能なイベントコマンドは引数が省略されたときにデフォルトユニットに対して処理を行います。デフォルトユニットは次のいずれかの条件を満たすユニットです。

・最後に作成されたユニット

CreateコマンドUnitコマンドで作成されたユニット

・イベントの対象となったユニット

破壊イベントにおける破壊されたユニット

ForEachコマンドの対象になったユニット

これを利用してイベントを簡潔に記述することができます。例えば下の2つの例は同じ意味になります。

例1

Create 味方 龍神機 0 烈 20 3 3
Pilot 速人 20
Pilot 霞 20
Ride 速人
Ride 霞
Equip ブースター

例2

Create 味方 龍神機 0 烈 20 3 3
Pilot 速人 20
Pilot 霞 20
Ride 速人 龍神機
Ride 霞 龍神機
Equip 烈 ブースター