** 内容はSRC2.2.33のものです **
Optionコマンド
オプションを設定
書式
Option option [解除]
解説
指定したオプションoption を有効にします。この設定はそれ以降のステージでも有効になり、セーブデータにも保存されます。サポートしているオプションは下記の通りです。
乗り換え
インターミッションでのユニットの乗り換えが可能になります。
一部のユニットを乗り換えさせたくない場合はFixコマンドを使用してください。
アイテム交換
インターミッションでのアイテムの交換が可能になります。
デバッグ
デバッグモードでSRCを実行します。デバッグモードではクイックロード及びリスタートの際にイベントデータの再読み込みが行われるようになります。これを利用してシナリオを修正した後、セーブしたターンからシナリオを再開することが可能です。(ただし、戦闘アニメ及びスペシャルパワーアニメ表示用インクルードファイルとシナリオフォルダのLib\include.eveで読み込まれたファイルは再読み込みの対象外になります)
デバッグモードではクイックセーブしても乱数系列は保存されません。したがってクイックセーブ&ロードを繰り返せば違う結果が発生します。
イベントモードではターン開始時にターン数が表示されます。
Optionコマンド以外にもSrc.iniでDebugModeをOnにすることによってデバッグモードへの移行が可能です。
低改造費
機体改造にかかる資金額を低く設定します。詳しくは機体改造を参照してください。
5段階改造
機体改造の上限を5段階までに設定します。
15段階改造
機体改造の上限を15段階までに設定します。
改造不可
機体改造をできないようにします。
クイックセーブ不可
クイックセーブ&ロード及び中断をできないようにします(デバッグモード時は可)。
乱数系列非保存
クイックロードを行ったり中断セーブデータからプレイを再開しても乱数系列が復元されません。ロードしてやり直すたびに戦闘結果が変化します。
等身大基準
シナリオで用いられているデータが等身大基準で作られている場合に指定します。BossRankコマンドによる装甲とHPの修正値が変化します。また、インターミッションでパイロットステータスコマンドがユニットステータスコマンドに統合され、アイテム交換等のコマンドにおける表示方式が変更される他、戦闘メッセージ表示の際にユニット名の代わりにパイロット名が使われるようになります(パイロットがザコまたは汎用パイロットで無い場合のみ)。
大型マップ
大型のマップ用に特殊状態「移動力UP」及び距離修正オプションの効果を修正します。
また移動先や攻撃先の選択時にユニットが中央表示されなくなります。
小型マップ
大型のマップ用に距離修正オプションの効果を修正します。
防御力成長
ダメージ計算の際に防御側の装甲が「100 + メインパイロットのレベル」%に増加します。この装甲修正率はパイロットの攻撃力の増加率と等しく、高レベル戦闘時のダメージインフレを防ぐことができます。なおパイロットが「耐久」能力を持っている場合、装甲修正率は「100 + パイロットのレベル + 5×耐久レベル」%になります。
この装甲修正率はステータスウィンドウにパイロットの「防御」能力値として表示されます。
本オプションと上の防御力低成長オプションを併用することで、防御力増加率は半減させることが出来ます。
HP成長
ユニットの最大HPがメインパイロットのレベルによって増加します。
最大HP = 本来の最大HP×(100 + パイロットレベル)/100
ただし、アイテムの最大HP修正値によるHP増加分はパイロットレベルによる修正を受けません。
EN成長
ユニットの最大ENがメインパイロットのレベルによって増加します。
最大EN = 本来の最大EN×(100 + パイロットレベル)/100
ただし、アイテムの最大EN修正値によるEN増加分はパイロットレベルによる修正を受けません。
攻撃力低成長
パイロットの格闘・射撃攻撃力の成長率を半減させます。
防御力低成長
防御力成長オプションを選択した際の装甲修正率の成長率を半減させます。
SP低成長
パイロットの最大SP値の成長率を半減させます。
レベル限界突破
パイロットレベルの上限が999に増加します。ただし、レベル100以上ではSP、霊力、同調率が成長しません。
気力効果小
ダメージ・防御力への気力の効果を半減させます。
ダメージ倍率低下
各種ダメージの倍率が低下します。クリティカル時のダメージ倍率が1.2倍になり、パイロット用特殊能力「潜在能力開放」、ユニット用特殊能力「ブースト」、特殊状態「攻撃力UP」「狂戦士」のダメージ倍率は1.2倍に、パイロット用特殊能力「覚悟」の攻撃力倍率は1.1倍になります。
防御力倍率低下
各種防御力の倍率が低下します。パイロット用特殊能力「不屈」の修正が半減し、特殊状態「防御力UP」の防御力修正が1.25になります。
スペシャルパワー使用時クリティカル無効
ダメージ増加系のスペシャルパワーを使った場合、クリティカルが発生しなくなります。ただし、特殊効果は通常通り発動します。
地形適応総和計算
ユニットの地形適応がユニットデータとパイロットデータの適応の平均から算出されるようになります。ただしいずれか一方でも「-」がある場合は常に「-」になります。
例 パイロットデータがSAABでユニットデータがAACAならSABA
地形適応修正緩和
地形適応による修正量が緩和されます。具体的には段階ごとの差が 0.1 刻みになります。
“S”=1.2, “A”=1.1, “B”=1, “C”=0.9, “D”=0.8, “-“=0
地形適応修正繰り下げ
地形適応による修正量が繰り下げられます。具体的には適応Aの値が1に設定されます。
“S”=1.2, “A”=1, “B”=0.8, “C”=0.6, “D”=0.4, “-“=0
上の「地形適応修正緩和」と併用する事も出来ます。
“S”=1.1, “A”=1, “B”=0.9, “C”=0.8, “D”=0.7, “-“=0
地形適応命中率修正
地形適応が命中率の計算に適用され、逆にダメージ計算の式から幾つかの地形適応による修正が削除されます。
具体的には攻撃力に対する地形適応が武器の地形適応のみから計算されるようになり、防御力に対して地形適応による修正が適用されなくなります(防御力 = 装甲 × 気力/100)。
また、ジャンプ攻撃の際の命中率修正がなくなります(地形適応による修正が二重に適用されてしまうのを防ぐため)。
距離修正
遠距離(4マス以上)のユニットを攻撃する際に命中率及びダメージが低下するようになります。
距離命中率ダメージ
1-3100%100%
490%95%
580%90%
670%85%
7-60%80%
ただし、「武」「突」「接」「M」属性を持つ武器はこれらの修正を受けません。また、「サ」「有」「H」属性を持つ武器は命中率の修正を、「実」属性を持つ武器はダメージの修正を受けません。
大型マップオプションを併用している場合、修正を受ける射程距離の制限はより緩やかになります。
距離命中率ダメージ
1-4100%100%
5,690%95%
7,880%90%
9,1070%85%
11-60%80%
小型マップオプションを併用している場合、修正を受ける射程距離の制限はより厳しくなります。
距離命中率ダメージ
1100%100%
290%95%
380%90%
475%85%
570%80%
665%75%
7-60%70%
高度修正
地上にいるユニットが空中にいるユニットに対して攻撃をかける際に高度修正が行われ、命中率が0.7倍に減少します。ただし、「武」「突」「接」属性武器による接近戦攻撃や「空」属性を持つ対空攻撃による攻撃の場合には適用されません。
信頼補正
同乗するパイロットや隣接したユニットに乗っているパイロットに対してSetRelationコマンドで信頼度が設定されていると、ダメージ計算時の気力値に修正が得られるようになります。詳しくはSetRelationコマンドの解説を参照して下さい。
なお、信頼度による気力の修正値はステータスウィンドウで確認することが出来ます。
信頼補正重複
信頼補正は同乗・隣接するパイロットとの間で最も高い信頼度を使って計算されますが、本オプションを併用することで信頼度を合計して補正を計算するようになります。
信頼補正範囲拡大
信頼補正の及ぶ範囲が同乗・隣接するパイロットだけでなく、2マス離れた位置にいるパイロットも対象になるよう拡大されます。
サポートアタックダメージ低下
サポートアタックによるダメージが通常の攻撃に比べて30%減少します。
対NPCサポートガード無効
味方ユニットがNPCユニットに対してサポートガードを行わないようになります。
合体技斜め隣接可
合体技のパートナーが斜めに隣接しても合体技が使用可能になります。
合体技パートナー行動数無消費
合体技を使用しても合体技のパートナーは行動可能数が減少しないようになります。
合体技パートナー経験値無効
合体技のパートナーが合体技によって経験値を得ないようになります。
2回行動能力使用
メインパイロットが「2回行動」の能力を持っているユニットのみが2回行動可能になります。(反応が200以上あっても2回行動できなくなります)
移動後補給不可
移動後に補給装置が使用できなくなります。ただし補給装置を持つユニットのメインパイロットが補給能力を持っている場合は例外になります。
収得効果重複
スペシャルパワー効果「獲得資金増加」とパイロット用特殊能力「資金獲得」、スペシャルパワー効果「獲得経験値増加」とパイロット用特殊能力「素質」の効果がそれぞれ重複するようになります。
破壊時味方気力変化5倍
味方ユニットが破壊された場合の味方パイロットの気力変化量が5倍に増幅されます。
母艦収納時気力低下小
ユニットが母艦に着艦した際に気力が100未満に下がらないようになります。気力が105以上ある場合は通常の場合と同様に気力が5減少します。
EN0時行動可
ENが0の場合も行動可能になります。
EN自然回復無効
ターン毎にENが5ずつ自然回復しないようになります。
ユニット情報隠蔽
戦闘を行うか「偵察」の効果を持つスペシャルパワーを使うまで、ステータスウィンドウに表示される敵ユニットの情報がパイロット名とその画像及びユニット名のみに限定されます。攻撃のターゲット選択時の予測ダメージ&命中率も表示されません。
イベントデータ内でユニットが識別済みかどうかを判断するにはそのユニットが特殊状態「識別済み」の状態にあるかどうかをCondition関数で参照します。「識別済み」の状態にない敵もしくは中立ユニットは情報が隠蔽されたユニットです。
予測ダメージ非表示
攻撃及び反撃によるダメージの予測値がステータスウィンドウに表示されなくなります。
予測命中率非表示
攻撃及び反撃の命中率、クリティカル発生率の予測値がステータスウィンドウ及び反撃武器選択用ダイアログに表示されなくなります。
BossRank装甲修正低下
BossRankコマンドによる通常ユニットに対する装甲修正値が低下します。
毒効果大
毒状態によるHPの減少率が通常の毎ターン10%から25%に増加します。ただしBossRankコマンドが適用されたユニットに対しては10%のままになります。
敵ユニット防御使用
敵ユニットが状況に合わせて防御や回避を使ってくるようになります。ただし防御・回避を使うのはザコパイロットでなく、かつ技量の初期値(技量UP等による修正を含む)が160以上のパイロットのみです。
敵ユニットスペシャルパワー使用
敵ユニットがスペシャルパワーを使ってくるようになります。ただしスペシャルパワーを使うのはザコパイロットではないパイロットのみです。また、敵パイロットが毎ターン必ずスペシャルパワーを使ってくる訳ではありません。スペシャルパワーを使用する確率は
技量の初期値(技量UP等による修正を含む) - 100 (%)
となっています。
上記の確率のチェックに成功した敵パイロットは習得しているスペシャルパワーうち、使用して効果があり(ダメージを受けていない状態で根性を使ったりはしません)なおかつSPが足りているコマンドから1つをランダムに選び、移動や攻撃を行う前に使用します。
思考ルーチンの制約からターゲットを指定する必要があるスペシャルパワーは使用されません。また、幸運等の敵が使っても意味がないスペシャルパワーも使用されません。
戦闘アニメ非自動選択
汎用戦闘アニメの代わりに戦闘アニメ用サブルーチンを独自で用意している場合等、戦闘アニメの自動選択を行いたくない場合に指定して下さい。以下のようにアニメ表示が行われます。
準備アニメ表示されません。
攻撃アニメ常に「デフォルト」が使われます。
命中アニメ常に「ダメージ」が使われます。
なお、戦闘アニメデータでアニメが指定されている場合はそのアニメが表示されます。
武器準備アニメ非表示
ユニット画像に全身画像が使われており、画像中に装備武器が描かれている場合等、戦闘アニメにおいて武器準備のアニメーションを表示すると違和感を生じることがあります。本オプションを使うことで汎用戦闘アニメの自動選択の際に武器準備のアニメーションを表示しないようにすることが出来ます。ただし武器準備のアニメーションが戦闘アニメデータで指定されている場合は本オプションを設定しても武器準備のアニメーションが表示されます。
戦闘中画面初期化無効
通常、戦闘中のダメージ値表示前や反撃前等のいくつかのタイミングでメインウインドウの表示が初期化され、戦闘中に描画された画像が消去されますが、本オプションが指定されているとこの初期化が行われなくなります。
ただし、マップ攻撃の場合は本オプションを指定していても初期化が行われます。
ダメージ表示無効
通常、戦闘時に相手に与えたダメージがそのユニット上に表示されますが、本オプションが指定されているとこの表示が行われなくなります。
ただし、マップ攻撃の場合は本オプションを指定していてもダメージ表示が行われます。
アビリティ経験値無効
アビリティ使用時に経験値を得られないようになります。
ZOC
全ユニットが隣接する上下左右の4マスの地点をZOC(Zone Of Control)による支配下に置くようになります。
敵ユニットはZOCのあるマスを通過して移動することが出来なくなり、ZOCに進入した時点で必ず停止しなければいけません。
なお、テレポート・ジャンプによる移動や、すり抜け移動能力を持つユニットに対してはZOCは効力を発揮しません。
会話パイロット名改行
Talkコマンド、AutoTalkコマンドでパイロットを指定してメッセージを表示する際に、パイロット名の直後に改行をするようになります。
例
アリス 「おはよ~」
が、
アリス
「おはよ~」
に変更されます。
改行時余白短縮
メッセージ長の超過や句読点などによる強制改行をするとき、一行により多くの文字を表示するようにします。
例
通常は[Talkコマンド](/Talk%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89/)等で文字を自動的に折り返す際、
+――――――――――――――+
|あいうえおあいうえおあい |
|うえお |
+――――――――――――――+
と若干右側の余白が大きく取られるところを、
+――――――――――――――+
|あいうえおあいうえおあいうえ|
|お |
+――――――――――――――+
と、ギリギリまで文字を表示するようにします。
魔力使用
パイロットの射撃攻撃値が常に「魔力」と表示されるようになります。
味方フェイズ強制発動
操作可能な味方ユニットがいない場合でも、味方フェイズがスキップされないようになります。
Optionコマンドの実行は必ずプロローグイベントもしくはエピローグイベント内で行って下さい。
option の後に「解除」を付けると設定したオプションを解除することができます。
例
プロローグ:
Option 乗り換え
Option アイテム交換
Option 5段階改造 解除